「すき家」の長時間過密、過酷労働ようやく改善の動き

 牛丼チェーン店舗数の一番多くなった「すき屋」はブラック企業の筆頭に上げられている。名ばかり管理職店長による残業不払い、偽装業務委託、サービス労働、長時間過密労働で急成長した。長時間労働を隠すため労働記録改竄は悪質である。アルバイトが過酷な労働に嫌気にさし集団退職し、人手不足で店舗閉店に追い込まれている。店員は労働組合を結成して団体交渉申し入れするもこれを拒否して不当労働行為認定された。すき家は、店員が大量不足で店舗閉鎖に追い込まれて経営悪化してようやく労務管理の誤りにあることを認め、改善を図ることを宣言した。

 

  すき屋経営しているゼンショーホールンク゚へ「すき家の労働環境改善に関する第三者委員会から調査報告」2014.7.31付けで受けないと過酷な労働実態を把握できなかつたのではない。経営トップは違法労働を知らなかったと免罪してもらうため第三者委員会を起用したと思うのです。 

 いずれにせよ、過密長時間労働、不払賃金しても、代わりの人はいくらでも採用できる労働市場が変わりつつある。急成長拡大した外食産業の餃子の王将、和民などもアルバイトが集まらなくなつているという。少子化で今後労働力人口は減っていく。働く者を大切にしない企業に未来はない。