派遣法改悪 (2)

2015.6.20

微量PCB処理は請負から派遣に戻った。

 

 光和精鉱株式会社の微量PCB処理作業は、●●会社に雇用調整給付金使い教育訓練をして、スタートは派遣社員として光和精鉱が直接作業指示をしていた。そして、派遣期間3年を超える直前に請負作業に変えた。

 光和精鉱株式会社は、「ある事情から」2015/5/1●●会社から▲▲会社に委託契約を変更にする。●●から▲▲へ転籍する人は、賃金が下がるので少なかった。作業経験者も少なく要員も不足。請負作業契約では業務遂行ができない。請負の人に直接作業指示をすることは禁止されているので、派遣は直接作業指示ができる。そこで●●の責任者2人を派遣先の光和精鉱㈱に転籍させ、派遣に直接作業指示ができるようにします。PCB処理作業以外も同時に請負も派遣に戻した。 

 Mさんは、請負→派遣→請負→別会社転籍→派遣と雇主が変わるだけで、ヘルメットが変るだけで同じ仕事をしているのです。

 派遣法改定が成立すると、派遣は3年毎に人を入れ替えれば、派遣として使用続けらようになりますが、3年後は請負にまた切り替えるか、人を入れ替えて派遣のまま続けるのかは、その時点での情勢で選択することでしょう。
 

 派遣法改悪で人を替えれば、派遣をずっと続けられることになれば、社員の欠員は、派遣に置き代えがジワジワ起きることを懸念します。

 派遣法改悪反対で、生涯ハケン、正規社員ゼロというのは、正鵠(せいこく)を射ています。

(おわり)