名古屋製鉄死亡事故で黙とうする。

 2016/7/7 22:38

  新日鐵住金クループの死亡災害は、全社全員で黙とうすることになった

 

 新日鐵住金は、「死亡災害が発生場合、速やかに全社員に周知するとともに全員で黙とうをおこなうことを決定し」と2016/6/28同社中央労使協議会で説明している。

 残念な黙とうする不幸な事態が名古屋製鉄所でおこり、光和精鉱でも2016/7/7朝、環境安全部の音頭で1分間の黙とうをおこなった。事故の概要は極簡単に口頭で報告されたが、災害速報の文書での報告はない。

 新日鉄住金では、近年、死亡災害が頻発し、経産省から安全対策の指導がなされている。禁制事項遵守ばかりではなく、一人作業の見守りとしヘルメットカメラ、同時通信可能なトランシーバー、安全柵の嵩上げなど安全対策を検討し逐次実施しています。

 光和精鉱株式会社は八幡製鉄協力会社で組織している「八新会」の安全活動をコピーして展開しています。

 黙とうは、災害を周知し、類災発生をしないような対策を直ちに措置することを促す動機づけになり、よいことです。ですが当該会社が検討した事故の原因と対策を報告周知することが肝要です。

 DOWAグループ企業で死亡災害が発生したら、光和精鉱で黙祷するのか不明です。

  

 2016年7月5日 23時38分(中日新聞)

窒素タンク点検中、男性作業員死亡

 5日午後1時15分ごろ、愛知県東海市東海町の新日鉄住金名古屋製鉄所で、製鋼工場の窒素タンク内を点検していた男性作業員が倒れ、現場で死亡が確認された。新日鉄住金によると、名古屋市内の協力会社の男性社員(63)とみられる。東海署は安全管理に問題がなかったか調べる。。

 署によると、タンクは円柱形で高さ13・5メートル、直径3・5メートル。内部は5層になっている。5日午後1時から同僚と2人でタンク内の窒素を抜いて点検する作業を始め、男性社員が先にタンク下部から中に入り、内部の階段を上って、下から3層目に入った直後に倒れたらしい。6日に司法解剖して死因を調べる。