先輩女性のイジメに損害賠償判決

ハラスメント見たり聞いたりしても知らんふりする。
ハラスメント見たり聞いたりしても知らんふりする。

 2017/2/12 12:12

 自分がされて嫌なことは他人にしない。

  

 弱い立場の新入社員を上司、先輩の言うこと聞かないと、報復的な言動により服従されようとする構図は、職位を利用したハラスメントであり、昔は指導教育として黙認されていましたが、今は許されない時代になっています。

 光和精鉱株式会社でも、人格を否定する侮辱的な言動、私生活への過度な干渉、飲み会への参加強制、仕事への過重負担、仕事取り上げ、見せしめ的な懲罰行為などパワハラ行為となる事例は起こっています。これは光和精鉱に限らずどこの会社でもおこっていることだから、許さのでれるとする時代ではなくなっています。光和精鉱ではハラスメント社内教員を管理職を中心に義務的におこなつています。優越的位置を背景に人格を否定するような言動で気分を害することは誰でも分かっています。自分がされてイヤなことを他人にすることが、ハラスメントです。

 

 加野青果の21歳の女性が先輩からいじめられてうつ病になり、自殺したのは、ハラスメントを放置していた会社に責任があるとして損害賠償を命じた。

 パワハラによりうつ病自殺は認めなかったので賠償金と低額です。NEWSでは賠償金は書いていませんが判決は165万円とのWEBがあります。

  亡くなった女性は高校卒業後の2009年入社、経理部門に配属され、指導的な立場にあった女性社員2人から「てめえ」「ばかじゃないの」などと威圧的な態度でしっ責され、配転後の慣れない業務で大量の仕事を課せられた。担当替えで、業務に慣れず時間外労働が月58時間を超えた際、休日に先輩社員から電話で叱られることもあった。11年末ごろうつ状態になり、12年6月中旬、自宅マンションから飛び降り自殺した。母親は「いじめを防止するよう会社にお願いしたが、逆に『親に電話してもらうなんて』といじめは一層ひどくなった。会社は2人の女性上司が行き過ぎるた教育指導を放置していたことを認めないので和解とならず判決がでたのでしょう。賠償金が安いが会社は社会的評判を落とました。

  

「この野郎」叱責 女性へのパワハラ認め会社に賠償命令

仲卸会社いじめ自殺訴訟 名古屋

 (産経新聞WEB 2017.1.27 18:43)

 名古屋市の青果仲卸会社の女性社員=当時(21)=が平成24年に自殺したのは、先輩社員からのいじめでうつ病を発症したことが原因として、女性の両親が同社などに約6400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(加島滋人裁判長)は27日、女性へのパワハラ行為を認め、会社に賠償を命じた。うつ病の発症や自殺との因果関係は認めなかった。

 訴状によると、女性は21年に同市の仲卸会社「加野青果」に入社。23年末ごろにうつ状態となり、翌24年6月に自殺した。社内で先輩社員の女性2人から無視されたり、「この野郎」などと威圧的な言葉でミスを叱責されたりするパワハラがあったとしている。原告側は、会社がいじめを防ぐことなく、女性のうつ病を悪化させたと訴えている。

 名古屋南労働基準監督署は25年12月、業務とうつ病の発症や自殺との間には因果関係があるとして労災認定した。(産経新聞WEB 2017.1.27 18:43)

 

東急ハンズ新卒社員、パワハラマネージャーから罵倒&サビ残の日々で30歳過労死

遺族が一審全面勝訴

(MyNewsJapan・2013/4/24)

 心斎橋店勤務の東久治氏(仮名、死亡時30歳)は「残業予算」の範囲内で残業するよう毎日のように指導される一方、過剰な仕事量を課せられ、予算内では終わらずサービス残業を強いられた。0時頃に帰宅する日々が続くなか、マネージャーから怒鳴り散らされ続け、心身に不調をきたす。そして04年3月の就寝中、妻と子を残し、心臓性突然死で死亡。

 遺族は労災を申請し、07年11月、大阪中央労基署は労災認定した。

 10年2月には会社を相手取り、計9100万円の損害賠償を求め神戸地裁に提訴。今年3月、東急ハンズに計7837万円の支払いを求める一審判決が下った。

 

 厚生労働省 啓蒙HPリンク⤵

パワハラって言われた!管理職の方どんなパワハラかチェック 明るい職場応援団」 HP

 

過去関連ブログ⤵

2016年10月31日 - 厚木市ハラスメント部長2か月停職処分、更迭人事

 2016年06月19日 - タイ航空、ハラスメント慰謝料訴訟勝訴

2016年03月22日 - 新日鐵住金パワハラアンケート

2016年03月09日 - パワハラ社内教育