第2回ストレスチェツク実施

厚労省 心の耳      
厚労省 心の耳      

2017/2/15 22:52

 

中らずと雖も遠からず (あたらずともいえも遠からず)

 

  光和精鉱株式会社では、うつ病で長期休職する人が多い。

 統計によれば顕在化している精神疾患者は1~2%と言われています。公立学校の精神疾患の休職者は5054人で全教員の0.55%(2014年文科省調査)です。休職をしていない人もいますから、精神疾患者は1%超えていると推察します。

 光和精鉱株式会社の現在の精神疾患の休職者は、嘱託、再雇用、契約、派遣等の非正規を除くて正規社員総員に対して3.2%います。母集団数が少ないので1人増える比率はすぐ上がります。

 光和精鉱には脆弱体質の人が多いのか、働きづらい職場なのか解析が必要です。産業医師より1回/年メンタル講習会はおこなっています。

 

 和精鉱株式会社では、メンタルヘルスチェツクを「 株式会社 アドバンテッジ リスクマネジメント」という外部機関へ委託して2/13から開始しました。webで診断結果が即時出ます。厚労省推奨の57項より多く、上司同僚との支援態勢、仕事のやりがいなどの意識調査の項目が多いです。厚労省HPの「心の耳」とそっくりなシステムです。「心の耳」でもセルフチェツク十分できます。

 会社が外部機関に委託するのは実施義務があるからですが、データ解析して、労務管理の資料と活用できます。個人の脆弱的問題として見るだけではなく、作業環境要因を改善して予防の措置をとる指標として活用できます。

  質問項目のなかで、上司の対応を尋ねるものがあります。母集団は10人未満であれば本人同意は必要なく、企業は知ることができます。年齢別、職位別、男女別のいろんなパターンでの統計解析をおこなうことが可能です。特定の部署での上司の理能力、品性について掌握することができます。人事考課、人事異動に活用できます。

 昨年第1回のメンタルチェツクは全社統計でしたが、今後、「10人以上の小集団の統計をとることを検討する」と安全衛生委員会で発言しましたが、今回の調査結果を小集団別に統計をとると事前に周知してませんので、各種分類別の集計は行こなえないのでしょう。

 

 ストレス者が医師の面談希望するときストレス結果を会社担当へ提供するには本人が特段の申し出しなときは、面談申し込みしたときに結果開示に同意したとみなされます。

 面談、相談を申し込みすることで、会社担当者に結果は開示されることの説明は見落としがちです。 会社の衛生管理責任者は、面談申し込み者の結果を見ることができます。守秘義務はあります。どこまで守られるのか懸念があるところです。精神医師会でも厚労省のストレスチェツク方法には懐疑的な意見がでています。

  ストレスチェツクは企業に実施する義務があります。労働者には受診義務はありません。全ての項目に回答しなくてもよいのですが、アドバンテッジ リスクマネジメント会社のシステムには全ての項目に回答しないと次に進めないようになっています。 自分の心中を二者選択できない項目がある人もいます。

 

 厚労省の「心の耳」HPにもストレスチェツクで、会社と同じ内容入力したら、いろんな単語を組み合わせた自動的に作文されたアドバイス文書は、会社の検査のアドバイス記述とニヤンスは少し異なっていました。

 どちらも「おみくじ」の格言のような文書です。「中らずと雖も遠からず」です。(「当たらずとも遠からず」は慣用語です) 

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心の耳のカウンセリングコロント 全て最悪として回答
心の耳のカウンセリングコロント 全て最悪として回答
毎日新聞 2015/12/26
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