パナソニック、36協定超えて送検される。

 2017/3/16 00:12

 3回目の違反で送検?

 

 パナソニックは2017/1/31付で残業を月80時間以下に抑えるために20時まで退社するよう指示し、長時間労働の是正に向けた取り組みを強化する旨を全社員を指示したニュース記事があった。その背景には36報協定の80時間までとする特別延長を超えて働かせて、過労死した社員がいたからだけでなく、時間外に関する労基法違反として何回か是正勧告があり改善されていないこともあったのではないかと推察します。送検は2回是正勧告・指導しても改善されないときは3回目で送検する例が多いようです。

 労働基準監督署は、パナソニックを2017/3/15労基法違反で送検した。36協定違反で異例な送検は、電通と同様に過労死労災死亡があったからであろうが、社長が20時退社の通達を出したのは、送検回避せんがためだったのでしょう。電通は社長辞任、関係役員減給処分をしましたが、パナソニックはどんな社内処分をし、それを公表するのか注目します。

 

 光和精鉱株式会社は、何度か時間外労働に関する是正勧告受けてますから、よかれと思いサービス労働して、違反摘発されると送検される可能性が高い。

 「働き方改革」は、使用者が「働かせ方改革」して職場風土を変えないと、労働時間管理監督者の意識は変わらない。時間外特別延長80時間の36協定では違反になる可能性があるので、99.99時間まで容認し国がお墨付きを与える残業規制法案は底抜け規制です。

 

パナソニック、違法な残業容疑で書類送検 1人は過労死

朝日新聞2017年3月15日20時13分

 富山県砺波(となみ)市のパナソニックの工場で社員3人に違法な時間外労働をさせたとして、砺波労働基準監督署は15日、同社と労務管理担当の2人を労働基準法違反の疑いで富山地検高岡支部に書類送検し、発表した。

 同ぜ署などによると、同工場の40代の男性社員が昨年6月に死亡したことを受けて調べ、この社員を含む3人に違法な残業をさせた疑いがあることがわかったという。3人は2015年12月から昨年6月までに、それぞれ最大月97~138時間残業していたという。

 同社は労使協定を超える長時間労働があったことを認め、「誠に申し訳なく、謹んでおわび申し上げる。事態を厳粛に受け止め、このような事態を二度と繰り返さないよう全社を挙げて再発防止に取り組む」とコメントした。

 同社によると、死亡した社員について、遺族の申請を受けた同署が今年2月、長時間労働による過労死だったと労災認定したという。(朝日新聞2017/3/15)

 

労働基準法104条

 事業場に、この法律又はこの法律に基いて発する命令に違反する事実がある場合においては、労働者は、その事実を行政官庁又は労働基準監督官に申告することができる。

2使用者は、前項の申告をしたことを理由として、労働者に対して解雇その他不利益な取扱をしてはならない。